
「40-50代にリーチできる広告媒体を探している」「Google広告やMeta広告では届かない層にアプローチしたい」「LINE広告の費用や効果が知りたい」──2026年、多くの広告主がこのような課題を抱えています。この記事では、国内普及率89%を誇るLINE広告の強み、40-50代に効果的にリーチする方法、費用相場、Google広告・Meta広告との使い分け戦略を徹底解説します。
LINE広告は国内月間アクティブユーザー9,600万人、普及率89%を誇る日本最大級のSNSプラットフォーム。特に40-50代の利用率が高く、他の媒体では届きにくいミドル・シニア層へのアプローチに最適です。
ℹ️ 本記事は、LINE広告に関する公開情報、業界統計、他社公開事例、および弊社の限定的な運用経験をもとに、一般的なLINE広告の活用方法を解説したものです。記事内の数値や事例は全て弊社の実績ではなく、参考情報として掲載しています。
⚠ 本記事で紹介する費用相場やCPA改善率は、公開されている業界統計、調査データ、および複数の広告運用実績を参考にした参考値です。実際の結果は、商材、ターゲット、競合状況、運用スキルなどにより異なります。
目次
- 2026年LINE広告の現状と3つの強み
- LINE広告の配信面|7つの広告フォーマット完全解説
- LINE広告の費用相場と3つの課金形態
- Google広告・Meta広告との違いと使い分け戦略
- 業種別LINE広告の向き不向き|成功事例付き
- なぜLINE広告は40-50代に強いのか?
- LINE広告の設定手順|初心者向け5ステップ
- クリエイティブ制作の実践ガイド|サイズ・要件・勝ちパターン
- ターゲティング戦略|誰に届けるかを設計する
- 効果測定とPDCAの回し方
- よくある失敗パターンと対策
- FAQ:LINE広告に関するよくある質問
2026年LINE広告の現状と3つの強み
LINE広告は、2026年現在、日本国内で月間アクティブユーザー数9,600万人、普及率89%を誇る国内最大級のSNSプラットフォームです。
LINE広告の市場規模と成長
- 月間アクティブユーザー:9,600万人(2026年1月時点)
- 普及率:89%(日本の人口の約9割が利用)
- 1日あたりの利用時間:約37分
- 年齢層の幅:10代から70代以上まで幅広くカバー
- 広告市場規模:2026年は約1,800億円に到達見込み(前年比+22%)
LINE広告の3つの強み
強み①:圧倒的なリーチ力と普及率
日本人の約9割が利用するLINEは、他のSNSでは届きにくい層にもリーチできます。特に40-50代の利用率が高く、ミドル・シニア層へのアプローチに最適です。
- 全年代での高普及率:10代から70代まで幅広くカバー
- 日常的な利用:連絡ツールとして毎日利用されている
- 他SNSとの重複が少ない:InstagramやTikTokを使わない層にもリーチ
強み②:40-50代の利用率が特に高い
LINE広告の最大の特徴は、40-50代の利用率が90%以上と非常に高いこと。他のSNS広告では届きにくいミドル・シニア層に効果的にアプローチできます。
| 年齢層 | LINE利用率 | Instagram利用率 | TikTok利用率 |
|---|---|---|---|
| 10-20代 | 95% | 78% | 62% |
| 30代 | 93% | 58% | 35% |
| 40代 | 91% | 42% | 18% |
| 50代 | 88% | 28% | 8% |
| 60代以上 | 72% | 15% | 3% |
強み③:多様な配信面と豊富な広告フォーマット
LINEは単なるメッセージアプリではなく、ニュース、マンガ、ショッピングなど多様なサービスを展開。それぞれに広告配信が可能です。
- トークリスト:メッセージ一覧画面の最上部に表示
- LINE NEWS:ニュース記事の間に表示
- タイムライン(LINE VOOM):動画・投稿の間に表示
- LINEマンガ:マンガアプリ内に表示
- LINE BLOG:ブログ記事の間に表示
- LINEポイント:ポイント獲得画面に表示
- LINE広告ネットワーク:提携アプリに配信
LINE広告の配信面|7つの広告フォーマット完全解説
LINE広告には大きく分けて7つの配信面があります。それぞれの特徴と適した用途を理解することが成功の第一歩です。
①トークリスト広告
LINEのメッセージ一覧画面(トークリスト)の最上部に表示される広告。ユーザーが最も頻繁に見る場所のため、高い視認性があります。
- 表示場所:トーク一覧の最上部(1日1回まで)
- フォーマット:画像+テキスト(Small Image、Square、Vertical)
- 課金方式:CPC(クリック課金)またはCPM(インプレッション課金)
- 費用相場:CPC 30-80円、CPM 400-800円
- 適した目的:認知拡大、サイト誘導、アプリインストール
- メリット:圧倒的な視認性、高いクリック率
- デメリット:1日1回しか表示されないため、配信量に限界
②LINE NEWS広告
LINE NEWSのニュース記事一覧や記事ページ内に表示される広告。ニュースを読むユーザーにリーチできます。
- 表示場所:LINE NEWSのニュース一覧、記事ページ
- フォーマット:画像+テキスト、動画
- 課金方式:CPC、CPM
- 費用相場:CPC 25-70円、CPM 350-700円
- 適した目的:情報収集層へのアプローチ、認知拡大
- メリット:情報感度の高いユーザーにリーチ
- デメリット:ニュース記事に溶け込むため、広告と気づかれにくい
③タイムライン(LINE VOOM)広告
LINE VOOMのタイムラインに表示される広告。動画を中心としたコンテンツが流れる場所です。
- 表示場所:LINE VOOMタブ内のタイムライン
- フォーマット:画像、動画、カルーセル
- 課金方式:CPC、CPM、CPV(動画視聴課金)
- 費用相場:CPC 30-80円、CPM 400-800円、CPV 3-10円
- 適した目的:動画による訴求、エンゲージメント獲得
- メリット:動画で魅力を伝えやすい
- デメリット:TikTokやInstagramリールに比べて利用率は低め
④LINEマンガ広告
LINEマンガアプリ内に表示される広告。マンガ好きなユーザーにリーチできます。
- 表示場所:LINEマンガアプリ内
- フォーマット:画像+テキスト
- 課金方式:CPC、CPM
- 費用相場:CPC 20-60円、CPM 300-600円
- 適した目的:エンタメ系商材の訴求
- メリット:エンタメ好きな層にリーチ
- デメリット:商材との相性が重要
⑤LINE BLOG広告
芸能人や著名人のブログ記事内に表示される広告。
- 表示場所:LINE BLOGの記事ページ
- フォーマット:画像+テキスト
- 課金方式:CPC、CPM
- 費用相場:CPC 25-70円、CPM 350-700円
- 適した目的:芸能人ファン層へのアプローチ
- メリット:特定のファン層にリーチ
- デメリット:配信量は限定的
⑥LINEポイント広告
LINEポイントを貯めるユーザーが見る画面に表示される広告。
- 表示場所:LINEポイント画面
- フォーマット:画像+テキスト
- 課金方式:CPC、CPM
- 費用相場:CPC 20-60円、CPM 300-600円
- 適した目的:節約志向の高いユーザーへのアプローチ
- メリット:購買意欲の高い層にリーチ
- デメリット:特定の属性に偏る
⑦LINE広告ネットワーク
LINE以外の提携アプリやWebサイトに配信される広告。
- 配信先:提携アプリ・Webサイト(約11,000媒体)
- フォーマット:画像+テキスト、動画
- 課金方式:CPC、CPM
- 費用相場:CPC 15-50円、CPM 200-500円
- 適した目的:大量リーチ、リターゲティング
- メリット:低コストで大量配信
- デメリット:質が低い配信先も含まれる
LINE広告の費用相場と3つの課金形態
LINE広告は「いくらから始められるのか?」「どのくらいの予算が必要か?」という疑問を持つ方が多いです。結論から言うと、最低出稿金額の制限はなく、数万円から始められます。
LINE広告の3つの課金形態
①CPC(Cost Per Click):クリック課金型
ユーザーが広告をクリックした場合にのみ課金されます。サイト誘導やコンバージョン獲得に適しています。
- 費用相場:1クリックあたり15-80円
- メリット:興味のあるユーザーにしか課金されない
- 向いている目的:サイト誘導、コンバージョン獲得
②CPM(Cost Per Mille):インプレッション課金型
広告が1,000回表示されるごとに課金されます。認知拡大やブランディングに適しています。
- 費用相場:1,000回表示あたり200-800円
- メリット:大量のリーチを低コストで獲得
- 向いている目的:認知拡大、ブランディング
③CPF(Cost Per Friends):友だち追加課金型
LINE公式アカウントに友だち追加されるごとに課金されます。LINE広告独自の課金形態です。
- 費用相場:1友だち追加あたり100-400円
- メリット:友だち追加という明確な成果に対してのみ課金
- 向いている目的:公式アカウントの友だち獲得、CRM構築
予算別の運用戦略
| 月額予算 | 推奨戦略 | 期待できる成果 |
|---|---|---|
| 5-20万円 | テスト配信、配信面の絞り込み | データ収集、勝ちパターン探し |
| 20-50万円 | コンバージョン獲得に集中 | 安定的なCV獲得、CPA最適化 |
| 50万円以上 | 認知拡大+CV獲得の両立 | 大量獲得、シェア拡大 |
Google広告・Meta広告との違いと使い分け戦略
LINE広告、Google広告、Meta広告はそれぞれ異なる特徴を持っています。ここでは、各媒体の違いと使い分け戦略をご紹介します。
3大プラットフォームの比較
| 項目 | LINE広告 | Google広告 | Meta広告 |
|---|---|---|---|
| ユーザー層 | 全年代(特に40-50代) | 全年代(検索ユーザー) | 若年層中心(10-40代) |
| 普及率 | 89%(日本国内) | 90%以上(検索エンジン) | 50%前後(SNS) |
| ユーザー行動 | 連絡・情報収集 | 能動的な検索 | 受動的な視聴 |
| 購買意欲 | 中程度 | 高い(今すぐ客) | 中~低(潜在層) |
| 平均CPC | 15-80円 | 50-300円 | 30-150円 |
| 適した目的 | 40-50代への訴求 | 即時CV獲得 | 認知拡大、若年層 |
3媒体の使い分け戦略
パターン①:フルファネル戦略(予算100万円以上推奨)
- Meta広告で若年層の認知拡大:10-30代にリーチ
- LINE広告で40-50代の認知拡大:ミドル・シニア層にリーチ
- Google検索広告で刈り取り:検索したユーザーを獲得
- 各媒体でリターゲティング:サイト訪問者を追客
パターン②:予算重視型(予算30-100万円)
- Google検索広告50% + LINE広告30% + Meta広告20%:即効性重視でGoogle検索に多く配分、LINEで40-50代も補完
パターン③:40-50代特化型(シニア向け商材)
- LINE広告60% + Google検索広告40%:40-50代に強いLINEをメインに、検索需要も拾う
業種別LINE広告の向き不向き|成功事例付き
LINE広告は全ての業種に向いているわけではありません。ここでは業種別の向き不向きと、一般的な成功事例をご紹介します。
⚠ 以下の事例は、弊社の実績ではなく、公開されている業界事例や他社の運用データを参考に、企業が特定されないよう業種・数値を一部改変して掲載しています。弊社のLINE広告運用実績は限定的です。
【美容・健康食品EC】LINE広告との相性:★★★★☆
40-50代向けの美容・健康食品はLINE広告との相性が良好。特にエイジングケア、健康サプリ、更年期対策商材で高い成果が報告されています。
推奨配信面
- トークリスト広告:高い視認性で興味喚起
- LINE NEWS広告:健康情報を探すユーザーにリーチ
【参考事例】美容・健康食品EC(40-60代女性向けエイジングケアサプリ/月間予算120万円)
課題:Meta広告では若年層ばかりで、ターゲットの40-50代にリーチできない
施策
- LINE広告を新規導入し、40-60代女性にターゲティング
- トークリスト広告で「40代から始めるエイジングケア」を訴求
- 初回限定50%OFFのオファーで購入ハードルを下げる
- LINE公式アカウント友だち追加も同時に獲得
結果
- CPA:Meta広告6,800円→LINE広告4,200円(-38%削減)
- 40-50代の新規顧客が月間+85人増加
- LINE経由の顧客のリピート率が他媒体比+18%高い
【食品EC】LINE広告との相性:★★★★★
健康食品・グルメ・総菜・冷凍食品など、幅広い年齢層に訴求できる商材はLINE広告と非常に相性が良いとされています。
推奨配信面
- トークリスト広告:食卓シーンの画像で訴求
- LINE NEWS広告:レシピや健康情報との親和性
【参考事例】食品EC(40-60代向け健康食品・総菜系/月間予算150万円)
課題:新規顧客の高齢化が進行し、若返りが必要
施策
- LINE広告で40-50代をターゲティング
- 「忙しい日の救世主」をテーマにした時短訴求
- 調理の簡単さ(レンジで3分)と美味しさを画像で訴求
- 定期購入初回割引をオファー
結果
- CPA:4,500円→3,100円(-31%削減)
- 新規顧客の平均年齢が6歳若返り
- LINE経由の顧客の定期購入転換率が他媒体より+20%高い
【不動産】LINE広告との相性:★★★★☆
賃貸物件・売買物件・投資物件など、幅広い年齢層にリーチできるLINE広告は不動産との相性が良好とされています。
推奨配信面
- トークリスト広告:物件の外観・内観写真で訴求
- LINE NEWS広告:不動産情報を探すユーザーにリーチ
【参考事例】不動産(30-50代向け賃貸・売買物件/月間予算180万円)
課題:Meta広告では若年層中心で、購買力のある40-50代にリーチできない
施策
- LINE広告で30-50代をターゲティング
- 「家賃〇万円でこの広さ!」など驚きの要素を訴求
- 物件ツアー風の画像を複数枚使用
- LINE公式アカウントで物件情報を定期配信
結果
- 問い合わせCPA:12,000円→7,500円(-38%削減)
- 問い合わせ数が月間+62件増加
- 40-50代からの問い合わせ比率が前年比+42%向上
LINE広告の最新トレンドや運用ノウハウについては、マーケティングワンのコラムでも定期的に発信しています。
その他業種の向き不向き
| 業種 | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
| 地域密着サービス | ★★★★★ | 地域ターゲティングで効率的にリーチ |
| BtoC サービス | ★★★★☆ | 幅広い年齢層にリーチ可能 |
| アプリ | ★★★★☆ | アプリインストール広告が効果的 |
| 教育・スクール | ★★★☆☆ | 親世代(40-50代)にリーチ可能 |
| BtoB | ★★☆☆☆ | 認知拡大には有効だが即CVは難しい |
なぜLINE広告は40-50代に強いのか?
LINE広告が40-50代に強い理由は、単に利用率が高いからだけではありません。ここでは、その理由を詳しく解説します。
理由①:40-50代の90%以上が毎日利用
LINEは40-50代にとって、家族や友人、職場との連絡ツールとして欠かせない存在です。1日に何度もLINEを開くため、広告の接触機会が非常に多くなります。
- 1日平均利用回数:40-50代は1日平均8-12回LINEを開く
- 利用シーン:朝の通勤、昼休み、夕方の帰宅後、就寝前など
- 家族との連絡手段:親子・夫婦間の連絡ツールとして定着
理由②:他のSNSを使わない層にリーチできる
40-50代の中には、InstagramやTikTokを使わない層が一定数います。しかし、LINEはほぼ全員が使っているため、他のSNS広告では届かない層にもリーチできます。
| SNS | 40代利用率 | 50代利用率 |
|---|---|---|
| LINE | 91% | 88% |
| 42% | 28% | |
| TikTok | 18% | 8% |
| X(旧Twitter) | 38% | 25% |
理由③:購買力の高い層にリーチできる
40-50代は、若年層に比べて可処分所得が高く、購買力があります。LINE広告で40-50代にリーチすることで、客単価の高い顧客を獲得しやすくなります。
- 平均世帯年収:40-50代は30代以下に比べて約1.3-1.5倍高い
- 購買決定権:家庭の購買決定権を持つことが多い
- ロイヤリティ:一度気に入った商品・サービスをリピートしやすい
理由④:トークリスト広告の視認性が高い
トークリスト(メッセージ一覧)は、LINEを開いたら必ず目にする場所です。この最上部に広告が表示されるため、視認性が非常に高くなります。
- 必ず目にする場所:メッセージ確認のために必ず通る
- 高いクリック率:他の配信面に比べてCTRが高い傾向
- ストレスが少ない:1日1回までの表示制限でユーザーに優しい
LINE広告の設定手順|初心者向け5ステップ
ここからは、実際にLINE広告を設定する手順を、初心者向けに5ステップで解説します。
How-to:LINE広告設定の5ステップ
ステップ1:LINE広告アカウントの作成
- LINE for Business公式サイトにアクセス
- 「LINE広告を始める」をクリック
- LINEビジネスIDでログイン(ない場合は新規作成)
- 広告アカウント情報(会社名、業種、Webサイト)を入力
- 支払い方法(クレジットカードまたは請求書払い)を設定
💡 ポイント:LINE広告アカウントは無料で作成でき、広告を配信しない限り費用は発生しません。
ステップ2:キャンペーンの作成
- LINE広告マネージャーにログイン
- 「キャンペーンを作成」をクリック
- キャンペーンの目的を選択(Webサイトへのアクセス、コンバージョン、アプリインストールなど)
- キャンペーン名を入力
- 日予算または総予算を設定
💡 ポイント:キャンペーンの目的は後から変更できないため、慎重に選択しましょう。
ステップ3:広告グループの設定
- 広告グループ名を入力
- 配信面を選択(トークリスト、LINE NEWS、タイムラインなど)
- ターゲティングを設定(年齢、性別、地域、興味関心など)
- 課金方式を選択(CPC、CPM、CPF)
- 入札戦略を設定(自動入札または手動入札)
💡 ポイント:最初は自動入札で配信し、データが溜まってから手動入札に切り替えるのがおすすめです。
ステップ4:広告クリエイティブの作成
- 広告フォーマットを選択(画像、動画、カルーセルなど)
- 画像または動画をアップロード
- 広告テキストを入力(見出し、説明文)
- 遷移先URL(ランディングページ)を入力
- CTAボタンを選択(「詳しくはこちら」「今すぐ購入」など)
💡 ポイント:画像は最低3パターン用意し、A/Bテストで勝ちパターンを見つけましょう。
ステップ5:審査と配信開始
- 広告を保存し、審査に提出
- 審査完了を待つ(通常1-3営業日)
- 審査通過後、自動的に配信開始
- LINE広告マネージャーで配信状況を確認
💡 ポイント:審査に落ちた場合は、理由を確認して修正後、再度提出しましょう。
クリエイティブ制作の実践ガイド|サイズ・要件・勝ちパターン
LINE広告で成果を出すには、クリエイティブの質が非常に重要です。ここでは、サイズ・要件・勝ちパターンをご紹介します。
配信面別の推奨サイズ・要件
| 配信面 | 推奨サイズ | ファイルサイズ |
|---|---|---|
| トークリスト(Small Image) | 1200×628px | 10MB以下 |
| トークリスト(Square) | 1080×1080px | 10MB以下 |
| トークリスト(Vertical) | 1200×1500px | 10MB以下 |
| LINE NEWS | 1200×628px | 10MB以下 |
| タイムライン(動画) | 1080×1080px または 1080×1920px | 100MB以下 |
クリエイティブの勝ちパターン
パターン①:ベネフィットを明確に
- 悪い例:「新商品発売」だけでは何が良いか分からない
- 良い例:「7日で-3kg達成」「初回50%OFF」など具体的
パターン②:40-50代に響くデザイン
- 文字は大きく:小さい文字は読みづらい
- 落ち着いた色使い:派手すぎない、上品なトーン
- 余白を十分に:詰め込みすぎない
パターン③:権威性・信頼性を示す
- 実績数字:「累計販売100万個」「満足度95%」
- メディア掲載:「〇〇雑誌掲載」「テレビで紹介」
- お客様の声:「40代女性の92%が実感」
ターゲティング戦略|誰に届けるかを設計する
LINE広告のターゲティング機能を活用することで、無駄なく効率的に広告を配信できます。
LINE広告のターゲティング機能
- 年齢・性別:13-65歳以上まで選択可能
- 地域:都道府県、市区町村単位で指定
- 興味関心:18カテゴリ・計252の詳細ターゲティング
- 行動:アプリ利用、購買行動など
- 属
- 属性:配偶者、子供の有無、年収、職業など
- オーディエンス:サイト訪問者、顧客リスト、類似オーディエンス
40-50代向けのおすすめターゲティング設定
美容・健康食品EC
- 年齢:40-59歳
- 性別:女性(商材による)
- 興味関心:美容・健康、フィットネス、ウェルネス
- 行動:オンラインショッピング、健康アプリ利用
食品EC
- 年齢:35-59歳
- 性別:指定なし(または女性メイン)
- 興味関心:料理・レシピ、グルメ、健康
- 属性:既婚、子供あり
不動産
- 年齢:30-54歳(売買・投資)、25-44歳(賃貸)
- 地域:物件エリア周辺に絞る
- 興味関心:不動産、住宅、インテリア
- 行動:不動産アプリ利用
ターゲティングの注意点
よくある失敗
ターゲティングを絞りすぎて、配信量が極端に少なくなり、機械学習が進まない。
対策
推定リーチが週10万人以上になるように設定し、データを見ながら徐々に絞り込む。
効果測定とPDCAの回し方
LINE広告で成果を出し続けるには、データを見て改善し続ける「PDCA」が不可欠です。
チェックすべき主要指標
| 指標 | 目安値 | 判断基準 |
|---|---|---|
| CTR | 0.5-2.0% | クリエイティブの魅力度 |
| CPC | 15-80円 | クリック獲得効率 |
| CPM | 200-800円 | インプレッション効率 |
| CVR | 1.0-3.0% | LP・オファーの最適性 |
| CPA | 目標値以内 | 全体の獲得効率 |
| CPF | 100-400円 | 友だち獲得効率 |
週次PDCAサイクル
- 月曜:前週のデータを分析。CTR・CPC・CVR・CPAを確認
- 火曜:パフォーマンスの悪いクリエイティブを停止、良いものの予算を増額
- 水-木曜:新規クリエイティブを制作(最低2-3本)
- 金曜:新規クリエイティブを配信開始(少額でテスト)
- 週末:初動データを確認、明らかに悪いものは早期停止
改善のための3つの軸
①クリエイティブの改善
- CTRが低い → 画像を変更、ベネフィットを強調
- CVRが低い → LP(ランディングページ)を改善
- クリエイティブを週2-3本ペースで入れ替え
②ターゲティングの改善
- CPAが高い → 年齢・性別・興味関心を見直し、成果の出るセグメントに絞る
- 配信量が少ない → ターゲティングを広げる
- 配信面を見直し、効果の低い配信面を除外
③入札戦略の改善
- CPAが目標より高い → 目標CPAを下げる、入札単価を調整
- 配信量が少ない → 日予算を増やす、入札単価を上げる
- 機械学習が進まない → 自動入札に切り替える
よくある失敗パターンと対策
LINE広告でよくある失敗パターンと、その対策をご紹介します。
失敗パターン①:配信面を絞りすぎて配信量が出ない
典型例
トークリストだけに配信して、1日の予算を消化できない。機械学習が進まない。
対策
最初は複数の配信面に配信し、データを見てから絞り込む。トークリストは1日1回までの表示制限があるため、他の配信面も併用する。
失敗パターン②:クリエイティブが若年層向けのまま
典型例
InstagramやTikTokで使っていたクリエイティブをそのまま使い、40-50代に響かない。
対策
40-50代向けに、文字を大きく、落ち着いた色使い、権威性・信頼性を示す要素を入れる。
失敗パターン③:コンバージョンタグを設置していない
典型例
広告を配信したものの、コンバージョンが計測できず、効果が分からない。
対策
配信前に必ずLINE Tagをサイトに設置し、コンバージョン計測を設定する。
失敗パターン④:予算が少なすぎて機械学習が進まない
典型例
日予算1,000円で配信し、1週間経ってもデータが溜まらず改善できない。
対策
最低でも日予算5,000円以上(月15万円以上)は確保する。機械学習を進めるには、週に50件以上のコンバージョンが理想。
失敗パターン⑤:リターゲティングをしていない
典型例
新規獲得キャンペーンだけを配信し、サイト訪問者への追客をしていない。獲得機会を逃している。
対策
サイト訪問者、動画視聴者へのリターゲティングキャンペーンを必ず実施する。予算の20-30%を配分。
FAQ:LINE広告に関するよくある質問
LINE広告についてよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q. LINE広告の最低予算はいくらですか?
A. 技術的には最低出稿金額の制限はなく、数千円から始められます。ただし、効果的に運用するには月15万円以上(日5,000円×30日)は確保することをおすすめします。それ以下の予算だと、機械学習が十分に進まず、安定した成果が出にくい傾向があります。
Q. 若年層には弱いですか?
A. いいえ。LINE広告は10-20代の利用率も95%と非常に高いです。ただし、InstagramやTikTokに比べて、若年層は「受動的な視聴」ではなく「連絡ツール」として使っているため、クリエイティブの工夫が必要です。若年層向けには、タイムライン(LINE VOOM)での動画配信が効果的です。
Q. Google広告とLINE広告、どちらを優先すべきですか?
A. 商材とターゲットによります。
• 検索需要がある商材:Google広告を優先(ユーザーが能動的に検索している)
• 40-50代がターゲットの商材:LINE広告を優先(高い普及率でリーチしやすい)
• 予算に余裕がある:両方併用し、Google広告で刈り取り、LINE広告で認知拡大
理想は両方を組み合わせたフルファネル戦略です。
Q. トークリスト広告とLINE NEWS広告、どちらが効果的ですか?
A. 一般的にトークリスト広告の方がCTRが高く、効果的です。ただし、トークリストは1日1回までの表示制限があるため、配信量に限界があります。予算が大きい場合は、両方を併用することをおすすめします。
• 予算30万円未満:トークリスト中心
• 予算30万円以上:トークリスト + LINE NEWS併用
Q. LINE公式アカウントがないとLINE広告は配信できませんか?
A. いいえ。LINE公式アカウントがなくても、LINE広告は配信できます。ただし、CPF(友だち追加課金)を利用する場合や、より高度な運用を行う場合は、LINE公式アカウントの開設をおすすめします。
Q. LINE広告の審査は厳しいですか?
A. LINE広告の審査基準は、Google広告やMeta広告と同程度です。以下の点に注意すれば、多くの場合審査を通過できます。
• 薬機法・景品表示法を遵守
• 誇大広告を避ける
• 年齢制限のある商材(アルコール、タバコなど)は適切に設定
• LINEの広告ポリシーを事前に確認
審査期間は通常1-3営業日です。
Q. LINE広告ネットワークは配信すべきですか?
A. 初心者にはおすすめしません。LINE広告ネットワークは、LINE以外の提携アプリ・Webサイトに配信されますが、質の低い配信先も含まれるため、CPAが悪化することがあります。まずはLINE内の配信面(トークリスト、LINE NEWS、タイムラインなど)に絞って配信し、データが溜まってから検討しましょう。
Q. CPCとCPM、どちらを選ぶべきですか?
A. 目的によって使い分けましょう。
• CPC(クリック課金):サイト誘導、コンバージョン獲得が目的の場合。クリックされた場合のみ課金されるため、無駄が少ない。
• CPM(インプレッション課金):認知拡大、ブランディングが目的の場合。大量のリーチを低コストで獲得できる。
初心者はCPCから始めることをおすすめします。
まとめ:LINE広告で40-50代に効果的にリーチする
LINE広告は、国内普及率89%、特に40-50代の利用率が90%以上という圧倒的なリーチ力を持つ広告プラットフォームです。
本記事の重要ポイント
- LINE広告の3つの強み
圧倒的なリーチ力(普及率89%)、40-50代に強い、多様な配信面 - 7つの配信面を使い分ける
トークリスト、LINE NEWS、タイムライン、LINEマンガ、LINE BLOG、LINEポイント、LINE広告ネットワーク - 3つの課金形態を理解
CPC(クリック課金)、CPM(インプレッション課金)、CPF(友だち追加課金) - Google・Meta広告との使い分け
LINE広告で40-50代、Google広告で刈り取り、Meta広告で若年層 - 業種別の相性を把握
美容・健康食品、食品EC、不動産、地域密着サービスと相性良好 - 40-50代向けクリエイティブの工夫
文字を大きく、落ち着いた色使い、権威性・信頼性を示す - 高速PDCAで継続改善
週次で分析・改善を繰り返すことで成果を最大化
今すぐできる3つのアクション
明日から実践できること
- LINE広告アカウントを作成:無料で作成でき、広告を配信しない限り費用は発生しない
- ターゲットを40-50代に設定:年齢・性別・興味関心を40-50代向けに最適化
- クリエイティブを3パターン制作:40-50代向けのデザインで、A/Bテストを実施
LINE広告は、40-50代という購買力の高い層に効果的にリーチできる、日本独自の強力な広告プラットフォームです。Google広告やMeta広告と組み合わせることで、全年代にバランスよくアプローチし、最大の費用対効果を実現できます。
重要なのは、「40-50代向けのクリエイティブ」を作ることです。若年層向けのクリエイティブをそのまま使っても、40-50代には響きません。文字を大きく、落ち着いた色使い、権威性・信頼性を示す要素を入れることで、40-50代の心を掴むことができます。
また、LINE広告だけに依存せず、Google広告やMeta広告との併用も検討しましょう。LINE広告で40-50代の認知拡大、Google検索広告で刈り取り、Meta広告で若年層にリーチという3媒体併用のフルファネル戦略を取ることで、リスクを分散しながら最大の費用対効果を実現できます。
本記事で紹介したLINE広告の基礎知識、配信面の使い分け、費用相場、業種別事例、クリエイティブ戦略を参考に、ぜひLINE広告の運用に取り組んでみてください。
⚠ 【再掲】本記事で紹介した費用相場やCPA改善率は、公開統計データや複数の運用実績を参考にした参考値です。実際の結果は、商材の特性、ターゲット層、競合状況、運用スキルなどにより大きく異なります。自社での実施前には、必ず少額でテスト配信を行い、データに基づいて判断することをおすすめします。
LINE広告の運用や、Google広告・Meta広告との最適な予算配分についてお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。各媒体の認定パートナーとして、貴社の広告運用を全面的にサポートいたします。
LINE広告×他プラットフォーム 最適配分診断(無料)
「40-50代にリーチできていない」「Google広告だけでは限界を感じている」「LINE広告とGoogle・Meta広告をどう組み合わせればいいか分からない」──そんなお悩みをお持ちの方に、LINE広告×他プラットフォームの最適予算配分診断を無料で実施しています。現在の広告運用状況を分析し、貴社に最適な媒体ミックスと予算配分をご提案いたします。LINE広告、Google広告、Meta広告、TikTok広告、YouTube広告など、各媒体の認定パートナーとして、貴社の業種・予算に最適な戦略を設計します。クリエイティブ制作から運用代行まで、ワンストップでサポート可能です。
なお、TikTok広告についても、TikTok for Businessにおいて規定の配信実績のある広告代理店としてTikTok for Business公式代理店ディレクトリに掲載されています。LINE広告と組み合わせることで、10代から60代以上まで幅広い年齢層にリーチする総合的な広告戦略を構築できます。
